column_2007

  • 2007年7月

 7月は、イタリアの仕事から始まります。
 昨年、Brilliant Harmonyと出場した、ゴリツィアの国際合唱コンクールの審査員として参加します。このコンクールは、合唱だけでなく、ソリストと作曲のコンクールも併催されており、私はそのすべての審査員として任命されました。特に、作曲のコンクールの審査は胸が高鳴ります。どんな新作が生まれるのでしょうか。
 そして、大きな本番がいくつか待っています。京都のアルティ室内合唱フェスティバルは、このところ毎年参加させていただいていますが、とても素晴らしいものです。主催者であり、プロデューサーである伊東恵司さんのご尽力に頭が下がります。
 伊東さんと私は、大変にウマが合うと申しましょうか、考え方で一致する部分が多いので、一緒にお仕事をしていて、大変楽しく感じます。
 私が主催する、8月の『軽井沢合唱フェスティバル』と提携しましょうか、通しチケットを発売しましょうか、などという話も実際に出ているほどです。
 そうなったら、本当に素晴らしいと思います。日本の合唱シーンが、『点』から『線』へ、そして『面』から『立体』へと成長してゆくことでしょう。
 その伊東さんとは、東京でもジョイントをさせていただく。
 楽しい一ヶ月となりそうです。

  • 2007年3月

 3月になりました。

 春です。
 しかし、今年は冬という冬がありませんでしたね。
 今年は暖冬で過ごしやすかった、と喜んでばかりいるわけにはいかないでしょう。
 地球環境のことを思わずにはいられません。
 拙作《この星の上で》より第2曲『地球の客』の詩――谷川俊太郎さんの言葉のひとつひとつが、私たちに重くのしかかってきます。
 さて、私は、5月にドイツで初演する女声合唱曲を書き上げました。長唄や、歌舞伎の鳴物など、日本の古典芸能を題材とした作品で、曲中、口三味線やボディーパーカッションがちりばられています。発声も、いわゆる西欧発祥のものでなく、日本的な発声を求めています。
 私の合唱団は、放送録画、学校の訪問演奏、定期演奏会、企画コンサート、CDレコーディングと続きます。いい演奏が出来るよう、頑張ります。
 みなさま、季節の変わり目です。どうかお身体お大事に、音楽とともに楽しい生活をお送りください!

  • 2007年2月

 今年のNHK全国学校音楽コンクール高等学校の部の課題曲を書きました。
 Nコンの課題曲を私が作曲させていただくのは、この曲で4作目となりますが、今回は“ゴスペラーズ”との共同制作ということで、かなり斬新な企画だと思います。
 作曲の作業は、ゴスペラーズ(特に安岡優さん、北山陽一さん)と綿密な話し合いを行いながら進んでゆきました。
 私にとって、刺激的なお仕事で、楽しかったです。
 安岡さんは、学生時代、NHKの課題曲を歌った経験があるとのことです。ご縁がありますね。
 どんな曲に仕上がったかは、2007年3月21日に放送される、NHK教育テレビ『課題曲をうたおう』での演奏をお楽しみになさってください。
 これから、その放送のための猛特訓が始まります。少しでもいい演奏が出来るよう、頑張りたいと思います。